アートは心の栄養素。 岐阜の文化的(?)ART集団or個人をピックアップして紹介していきます。 "こんなコトして遊んでる人がいるのー?" 面白い方が世の中には、わんさわんさといます。 どうぞ楽しんで下さいませ! |
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連載 第1回 | 「花と向き合う」 "華道自己流 職人のしわざ" | ||||||||
花をいけるということ。 目に見えるありのままの花ではなく 目に見えない、あるべき花を 目に見える形にすること -------------------- "華道自己流 職人のしわざ"其の四「粋」iki 男の人が気ままに花を活ける・・・なかなかサマになるアーティスト集団だ。 先日岐阜の未来会館で開催された展覧会、"華道自己流 職人のしわざ"其の四「粋」iki。 岐阜近郊の生花店後継者6人が集まり"華道自己流 職人のしわざ"を結成した。 以前は、胡弓やシンンセサイザーの演奏にあわせ、即興で花を活けるパフォーマンスやオブジェ風作品のグループ展等を開催し、絶妙なセンスで華道関係者他各界から注目を集めている。 4回目を数える今回の展示会では、「粋」ikiをテーマに、花を通して各自が制作した作品を自由に披露。ユーモア溢れる作品群に、会場に訪れた来場者は感心した眼差しで見入っていた。 2年に一度、6人が集まり今回のような展示会を開催しているという。 「自分以外のメンバーの作品は、当日の搬入時まで分からない状態。レイアウトも当日決める。作品制作だけでなく、それまでにいたる行為も楽しんでいます」 今回のテーマである「粋」iki。彼等にとって、作品で表現した「粋」とは何か?メンバーにインタビューしてみた。 「花と真剣に向き合うことで生まれてくる夢中な行為(目黒)」 「つばきの葉を半分に切り、その後ろ部分(普通は使わない)を何枚も重ね合わせ、1凛だけ花を添えた。派手さの無さ(川瀬)」「シクラメンが、種から芽吹き、成長して行く過程そのもの(長縄)」 「花屋が花と真剣に向き合い、花の可能性を追求する姿と普通なら上を向いてのびる水仙が、地面に向かって花が咲き乱れるユーモア(西田)」「雑草のとびづ かでTシャツに字を描いたり、あえて(仰々しく)壷に活けましたそうろうのはずし(飯沼)」 「こういう作品ばかり作っているのではなく、普段は店で、ちゃんとかわいらしいブーケを作っているんですよ(笑)」(飯沼談) 今後は路上のゲリラ的ライブetcを考案中。何か面白いことをやりたい!との思いが彼らのアイデアを膨らましている様子。花に対する真剣な眼差しと情熱が、何かやってくれるのでは!と期待せずにはいられないユニットだ。 ----MEMBER POROFILE----------------------- 西田義信 (資)西田花店 Tel/0584-81-3200 飯沼雄一郎 花のいいぬま Tel/0585-22-0464 長縄健太 フラワーインテリア花よし Tel/0583-84-1934 目黒省吾 フラワーショップアカネ Tel/058-273-8741 尾崎光十郎 おざきはなや Tel/058-263-8751 川瀬隆久 (有)フラワーショップ 花久 Tel/058-387-2913 1997 第1回作品展「職人のしわざ~雨と水たまり~」を開催 1998 第2回作品展「1998SIWAZA~威圧感~」を開催 2002 第3回作品展「華道自己流」開催 これよりユニット名を"華道自己流 職人のしわざ"と改名 2002 アクティブGTAKUMI工房"フローリストデザイン展"参加 他デモンストレーション・研究会など精力的に活動中。 |
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「花と向き合う」 "華道自己流 職人のしわざ"
2002.12.03
コラム
クリエイターMのアートレポート