Haroroグルメ隊、いつもおなかをすかせてランチやディナーを取材していると思っているそこのあなた!五感をゆさぶるこんな美しいお店を発見してしまいました!(情報提供:HaroroユーザーAさん。ありがとうございます!) 「コーヒーとケーキがとてもおいしい。」と巷で噂になっていることはグルメ隊の耳にも入ってはいたのですが、今回はそのなぞにつつまれたお店に、突撃取材です!
お店の名前は「プティ・ミュゼ シェ・ドーム」。店内に入るとまず聞こえてくる のは荘厳な聖歌とおぼしき音楽。そして、美しく曲線を描く天井にはフレスコ画が描かれていて、空に天使が舞っている図柄は日常からはなれた異空間を演出し ています。最近、イタリア料理店なんかでよくみかけるフレスコとは明らかに一線を画する出来栄えに、グルメ隊員、「誰が描いたんですか!?」といきなり不 躾な質問だ!「東京ディズニーシーの壁画を担当された画家にきていただいて・・・」とマスター。さらりとおっしゃいます。うーむ。これはただの喫茶店にあ らず。なにやら本物の香りがする・・・
それもそのはず、店名に「プティ・ミュゼ」を冠しているのにはわけがあります。 このお店、普通の喫茶店ではありません。ミュゼ、つまり美術館でもあるわけです。ミュージアム・ピース級の本物のガレのランプ(!)あり、天井から下がっ ているのはもとはお城で使われていたというマイセンのシャンデリア。お店のインテリア全てがヨーロッパのアンティークで統一されています。
前置きが長くなってしまいました・・・あまりの店内の美しさに見とれてしまっ て。さて、ひとしきり感動したところでカウンター席に落ち着きました。いやー、このイスもなんとも味わいぶかい・・・おーっと!みなさんお待ちかねのケー キのお話でしたね。「コーヒーと何かおすすめのケーキを・・・」とグルメ隊長が注文すると、華麗な手さばきで出してくださったのがこの二品。 「ピスタチオのチョコレートケーキ」は洋酒のきいた大人の味。薄くカットしたチョコレートケーキとほんのり緑色をしたピスタチオのケーキを交互に重ねた上にチョコレートがコーティングされています。見た目にもきれいな一皿。 「マロンのショートケーキ」はドーム型のケーキから切り分けた形がかわいらしい。ふわっと軽いスポンジのあいだにはやさしいミルク味のクリームと栗をまぜたカスタードクリームが入っています。 ピスタチオのケーキはマスターが称していうに「大人のケーキ。年寄りのケーキともいうかな?」こちらを出されたグルメ隊長。ちょっと複雑な面持ちで、ひと くち。「おいしひー!チョコレートがまろやか!」いつもの若いリアクションだ!いっぽう私、グルメ隊員Pに出していただいたマロンのケーキは、普通の生ク リームとは一味ちがう、さわやかなミルク味が口にひろがるやさしい味に癒されました・・・ケーキにも癒される隊員P。かなりおつかれである。 コーヒーもおいしいです。苦味がちょうどよく、ケーキによくあうコーヒーでした。ちなみにコーヒーをいれて出されるカップもアンティークのもの。私が使わ せていただいたのはマイセンのシンプルなもの。シンプルとはいえ、さりげなく曲線をつかった美しいものなのです。このカップでコーヒーをいただけるという だけでも来た甲斐あった!と心で叫んだ隊員Pであった。。。
アール・ヌーボーの旗手、エミール・ガレが残した言葉、「生活の中に、もっと芸 術を。」この言葉を体現したかのようなこのお店。実は、隊員Pの自宅はこのお店へチャリで移動可能な距離にあるのです。かよっちゃおー!マスターともっと いろいろおしゃべりしたいです。今度はまた別のケーキをねらうぞ!皆さんも是非、行ってみてください。日常からしばし離れることができますよ!
|