岐阜ぶらぶら散歩道 | ***第1回 伊奈波神社*** |
鳥のさえずりも一杯、木々のマイナスイオンがとっても気持ちがいいよ。 (岐阜市伊奈波通り1丁目 名鉄新岐阜駅から岐阜・名鉄・市営バス伊奈波通り下車徒歩5分 TEL:058-262-5151) 岐阜の街中に住んで早2年。知らないことはまだまだいっぱい。 ゆらりゆらりと、いろんなところを訪ねながら、紹介していきます。 さあ、身も心もすっきりさせて2003年を迎えましょう! 今回は第1回を飾るにふさわしい、神聖な場所を紹介します。岐阜の二の宮である"伊奈波神社"の紹介です。 以前、友人と朝早く金華山に登り、帰りに伊奈波神社に立ち寄ったところ、ちょうど本殿で月次祭(つきなみさい)が開催されており、感動した覚えがありま す。日常生活とは異なる、幻想的で雅びな舞と演奏が繰り広げられており、大変印象的でした。神聖な時間に立ち会うことは、生活の中で大事なことなのかもし れませんね。社会を創造していくのは今生きている私たちなのだから、自分を振り返り、見つめ直し、軌道修正しながら歩んでいくことが大切だと思うのです。 水色の袴と白装束に身を包んで現れた、伊奈波神社権称宜(ごんねぎ)の宗宮和史さんにお話をうかがいました。 現在の伊奈波神社は、1539年、齋藤道山が岐阜城を建てる時、"足下に神様がいらっしゃっては申し訳ない"とお考えになり、現在の土地に移されたそうです。(昔は伊奈波神社は金華山の中腹、丸山に鎮座していました) 「大 事なことは時代の流れで変わってはいけない。例えば簡単な例で言いますと、社務日誌などは今だに筆描きですし、本殿の屋根は檜の皮で造った木肌葺きです。 どれも利便性を考慮すれば他の方法もありますが、神社として先人から受け継がれてきたことを大切に守っているのです」"今やっていることは先人がやったこ ととして必ず意味がある。"そんな考えに基づいて伝統が守られているのです。 今回、12月からホームページを立ち上げることになったのですが、「新しいことをやることに意味があるのか」など様々な意見があり、吟味に吟味を重ねた 結果「大切なことは変わってはいけないが、それ以外のことは時代の流れにのっていこう。」ということで、ようやくホームページが立ち上がリました。参拝者 のニーズを考慮しようということになったのです。伝統工芸の世界でもそうですが、伝統を守るということは一体何が大切ことなのかを良く見極めていくことが 大切なのですね。 2002年12月1日よりオープンした伊奈波神社のホームページは http://www.inabasan.com 初もうでミニガイド: 31日午後5時から除夜祭、1日午前6時歳旦祭、3日午前8時元始祭 ------------------------------------------------------------ ~伊奈波神社について~ ●伊奈波神社の御祭神は、五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)。垂仁天皇の第一皇子であり、当地を始め広い地域に池溝を作り、農耕社会の基礎を築 かれました。人々の生活に安定をもたらしたことから、社会発展や諸願成就の神として親しまれています。 ちなみに金神社の御祭神が、渟熨斗媛(ぬのしひ め)命(五十瓊敷入彦命の妃)、橿森神社の御祭神が市隼雄(いちはやお)命(五十瓊敷入彦命の御子)です。 ●景行天皇十四年、命の偉徳を偲び武内宿禰をして椿原の地(今の岐阜公園丸山の地)に鎮斎されたのが始まりで、今から約1900年以前のことになります。 天文8年、斎藤秀龍(道三)が稲葉山を居城とするに当り、現社地に遷し奉りました。昭和14年11月1日国幣小社に列っせられ、社頭の殷賑は年と共に加わ りつつあります。 ★伊奈波神社恒例祭事をいくつか紹介します。 月次祭は笛、太鼓の生演奏と巫子が踊る姿が幻想的でおすすめです。 -------------------- 毎月一日・十五日 月次祭(つきなみさい) AM7:00~(5月から9月まではAM6:30~) 一ヵ月を二つに分けて一日と十五日の両日氏子皆様の家内安全と御幸福をお祈りしております。 神楽(かぐら・・・神様に見て頂くお祭り)が3つ奉奏されます。神主が楽人を兼ねており、笛、太鼓の生演奏と巫子が踊る姿を御覧いただけます。 御祈祷を受けたい方は、朝神社に直接来ていただければ受付けします。 -------------------- -------- 毎月一日 朔日初祈祷(おついたちきとう) 月次祭(つきなみさい)に引き続き、特に昇殿参拝して諸願成就の祈祷を致します。 -------------------- -------- 日供講 誕生祭 毎朝御本殿で奉仕される日供祭に講員の方の健康と生活安泰をそれぞれ毎月誕生日にお仕え致します。(日供講員加入随時受け付け致しております) 伊奈波神社界隈の紹介 春にはコクのあるピンク色が美しい「紅しだれ」桜が咲き誇り、秋には山一面の紅葉世界。四季折々の変化が美しい伊奈波神社の界隈。鳥のさえずり、水のせせらぎ、風のざわめきを楽しみに散歩に出かけませんか? 柳ケ瀬から少し離れた所にこんな自然を楽しめる場所があるんですよ!駐車場もあるので安心です。バスで来るのも愉しみかも!長良橋方面行きのバスに乗れば伊奈波神社前というバス亭がありますよ。 ○参道では、毎日夕方4時頃から7時頃まで、近郊の農家の方による産地直送の新鮮野菜や花が路面販売されています。 ★おおきな木(本屋さん)絵本や子どもの本がいっぱい。子供むけのいろんな催しを開催してますよ。座り読みもできます。もちろん大人も楽しめます。火曜定休 ★イチダ洋菓子店(ケーキ屋さん)ですが、一押しは、ソフトクリーム。ラム酒がきいてて、くせになるおいしさ。水曜定休 ★松花堂(和菓子屋さん)ショーウインドウなんかない、昔ながらのお店。季節ごとの和菓子がとってもすてきです。味噌松風が有名。日曜定休 ★左岸(喫茶店)松花堂の角を南へ折れたところ。古いお屋敷を改装した喫茶店です。日曜定休 ★あじろ亭(洋食屋さん)明治の創業というお店です。ハヤシライスにオムライス、思わず食べたくなってしまう品揃い。金曜定休 |
伊奈波神社
2002.12.30
おでかけ