平成26年度物故者追悼式

2015年4月1日

今年も四月一日に、故人を偲ぶ涙雨の中、ご遺族様、パサーダ家族会会長様並びに当施設の理事・監事の皆様のご臨席の下、昨年度当施設から旅立たれた十九名のご利用者様の御霊に対して、追悼式を粛々と行いました。
ご遺族代表の廣瀬様には、肉親の在りし日の想い出と十九の御霊が安らかならん願いとともに、当時の介護職員に対する温かい労いを含めた追悼のことばを賜りました。続いて献花を捧げる折には、理事長が全員に響き渡る声でご利用者様の名前を発声されました。会場内は、より一層厳粛な雰囲気に包まれ、中には、当時を想いだし、涙が頬を伝っている職員もおりました。
献花の最後を務めたのはご利用者のＩ様で、参列者が見守る中、シルバーカーを押して周囲に配慮をしながら献花台まで進み「礼」「合掌」「礼」と、丁寧かつ紳士的な振る舞いをされました。一同驚嘆の一言に尽きました。現神様とはＩ様のような御方を言うのでしょうか。
式の終了後、ご遺族様は喫茶室でしばらくの間、職員と想いで話をされておりました。足元の悪い中、ご来場いただき真にありがとうございました。