朝は凛とした空気、昼間は柔らかな陽射しに包まれ、語り舞13thライブ「 ひとすじの光」と題した公演を開催できました。
竹翠亭での公演も3回目となり、今回は語り舞をご覧いただいた後、少しおはなしの時間を設け、お客様と親密なひとときとなりました。語り舞の前に聞いていたら、より舞のしぐさが感じられたかもといった感想もありました。
語り舞源氏女人抄「明石の君」は、都落ちすることとなった光源氏が須磨の浦では侘しい時を過ごしていましたが、亡き父帝のお告げで、明石の浦へ移り住みます。明石の入道は、大事に育てた娘を光源氏のもとへと野望を抱き、慎ましやかで箏の上手な娘も次第に心惹かれていきます。光源氏はやがて都へ帰ることに・・・哀切の物語を、間近でご覧いただきました。
写真と、アンケートの一部をご紹介いたします。
名古屋市50代女性 |
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演じ分けと表現力で、その世界に引き込まれ、映像が浮かび、言葉遣いにも感動。 |
安城市60代女性 |
初めて見ましたが、心と語りが一体になっているのが伝わってきた。 |
名古屋市70代女性 |
明石の巻をどうまとめられるか楽しみにしてきました。 |
名古屋市50代女性 |
明石の君は、藤壺の次に好きなキャラクター、淋しげと想像していたので、かわいらしい声で、少し意外な気がした。 |
名古屋市50代女性 |
今回、声のメリハリ大きかった。明石の君の声、もう少し低くてもよいのでは?ゆったりした舞、優雅。地唄舞の話、聞けてよかった。 |
60代アーティストさん |
初めて参加。一人芝居とはまた違って、イメージの深さが何層にも重なったり入り混じったりする世界は、まさに幽玄の世界で他では味わえないものを感じた。日本の美を改めて実感した濃い時間。 |
貴重なご意見ご感想をいただきました。ありがとうございます。